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血液検査から判ること

〓 血液検査から判ること 〓


 血液は約一分間で全身を巡り、酵素や吸収された栄養素を組織にはこび、炭酸ガスや老廃物を送り出す作用があります。
血液は一定のpH(ペーハー、弱アルカリ性)に保たれていて、血液中の白血球による抗菌作用や抗体、免疫グロブリン等により身体を守る働きをしています。
全身の健康状態を知る上で血液検査は基本的で重要な情報を提供してくれます。
血液検査は早朝空腹時の採血が原則です。
食事内容によって大きく影響を受ける検査項目がある
からです。
血糖や中性脂肪がそうです。
食事内容だけでなく、運動やストレス、服用している薬も影響します。
検査を受ける時には、医療機関の指示に従ってください。

GOT/GPT

肝臓機能をチェックする代表的な検査です。
基準値(正常値):GOT8〜40単位 GPT5〜35単位
検査の結果心配されること
・GOTが増えた場合・・・・・心筋梗塞、進行性筋ジストロフィー
・GOTとGPTが増えた場合・・・・・急性肝炎(両方とも非常に増える)、慢性肝炎、脂肪肝(GPTのほうが多いのが特徴)、肝硬変、肝臓癌(GOTの方が多いのが特徴)


γGTP

肝臓病発見の手がかり!基準値(正常値):60IU/l未満
検査の結果心配されること 
・増えた場合・・・・・急性肝炎、アルコール性肝障害、肝臓癌、閉塞性黄疸

総コレステロール

動脈硬化の危険度を調べます。
基準値(正常値):150〜199mg/dl 、但し50歳以上の女性は、150〜219mg/dl
検査の結果心配されること
・値が高い場合・・・・動脈硬化症、糖尿病、甲状腺機能低下症、家族性高コレステロール血症
・値が低い場合・・・・甲状腺機能亢進症、肝硬変、貧血、栄養障害

赤血球数

赤血球の数を調べます。
基準値(正常値):男性410〜530万個/mm3  女性380〜480mm3
検査の結果心配されること
・減りすぎている場合・・・・・貧血
・増えすぎている場合・・・・・多血症(血液が流れ難くなって血管が詰まりやすくなる。)

血色素(ヘモグロビン)

赤血球中の血色素量(ヘモグロビン)をはかります。
基準値:男性14〜18g/dl  女性12〜16g/dl
検査の結果心配されること
・減りすぎている場合・・・・・貧血 貧血の判定は赤血球数、血色素、ヘマトクリットの検査数値から総合的に行われます。

貧血の種類

・鉄欠乏性貧血・・・鉄分の不足による若い女性に多い。
・病気や怪我での出血による貧血・・・痔、胃潰瘍、子宮筋腫などが原因になる。気づかないほどの少量の出血も長く続くと貧血になります。
・悪性貧血・・・・ビタミンB12 葉酸の不足。
・再生不良性貧血・・・・骨髄の造血機能が落ちる。
・溶血性貧血・・・・・赤血球の寿命が短くなって骨髄での製造が間に合わない。

ヘマトクリット

一定の容積の血液中にある赤血球の割合をしらべます。
基準値:男性39〜52% 女性35〜48%
検査の結果心配されること
・減りすぎている場合・・・・貧血
・増えすぎている場合・・・・脱水症状⇒全身の衰弱がひどい。
飲食物を口から取れない。
日射病、熱射病など 多血症(赤血球が徐徐に増え白血球や血小板も増えてくる原因不明。)

血糖

尿糖が見られた場合、血液中のブドウ糖量を量って糖尿病かどうかをしらべます。
血糖値(血液中の糖分の量)は一定の範囲内(70〜160mg/dl)に維持され、体全体のエネルギー源として利用されています。
血糖値は食事の影響を受けやすく食前・空腹時と食後とではかなり値が異なってきます。
健康な方では食前の血糖値は70〜110mg/dlで食後に糖質が吸収されると、この血糖値は1時間後にピークに達して130〜160mg/dlになりますが次第に元に戻ります。
従って食事との間隔や採血された時間が考慮されます。
検査の結果心配されること
・値が高い場合・・・・・糖尿病、急性膵炎、すい臓癌、肝硬変、慢性肝炎、クッシング症候群、甲状腺機能亢進症
・値が低い場合・・・・・高インスリン血症、肝硬変、肝臓癌

白血球数

白血球の数を調べます。
基準値(正常値):4500〜8500個/mm3
検査の結果心配されること
・増え過ぎている場合・・・・・炎症(虫垂炎、肺炎、胆嚢炎、膵炎、腎盂炎など)、心筋梗塞、外傷、白血病
・減り過ぎている場合・・・・・膠原病、悪性貧血、再生不良性貧血、放射線や抗癌剤の副作用

尿酸

腎炎や腎結石、痛風などの発見のてがかり。
基準値(正常値):男性3.0〜7.8mg/dl 女性2.5〜6.8mg/dl
検査の結果心配されること
・○値が高い場合・・・・・痛風、白血病、多発性骨髄腫、溶血性貧血、高血圧症、心不全、腎炎、腎結石、妊娠中毒症



2003.3.6
さくいん

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